文化フォーラム
ブログというのは日記形式だから、まとめて投稿するというのはあまり好ましくないが、私生活がある以上、いつもそういうわけにはいかない。今回はあと数本投稿することにする。
毎週金曜、「文化フォーラム」という新聞が発行されている。もう前号になってしまったが、10月12日発行のこの新聞に、日本関係の記事が二つも載っていた。
一つは、国際的な詩人のシンポジウムに、ラトビアの詩人レオンス・ブリエディス氏が参加し、日本の俳人たちと知り合って、彼らの俳句をラトビア語に訳したというもの、もう一つは、雪の研究で有名な故中谷宇吉郎博士のことを調べているビクトルス・クラウチェンコ氏が、雪に関する美術展を開いたというものである。
レオンス・ブリエディスは、実は「百万本のバラ」のラトビア語原詩を作詞した人である。日本では露訳をもとに歌詞が作られたので、彼の名は全く知られていない。これは残念なことだ。もちろん彼は日本語はできないし、日本の俳人たちもラトビア語は(おそらくロシア語も)できないだろうから、きっと慣れない英語で苦労しながらコミュニケーションをとり、翻訳にこぎつけたのだろう。
クラウチェンコ氏は、以前から度々、中谷宇吉郎に関する活動を行っているし、私も個人的に知っている。さまざまな関心を持つ人々によって、日本とラトビアの文化的な交流が行われるのは、良いことだし面白いと思う。

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