ラトビア便り

ラトビア在住の日本人男性が、この国の文化を紹介。音楽情報などを通じてその魅力を探っていきます。

2008年10月24日

リトワニア語勉強会

 若手歴史学者のK.K.氏が、以前からリトワニア人の先生を招いて勉強会を開いていて、私も度々誘いを受けていたが今まで参加できなかった。今秋は10月中旬から始めたいと言っていたので、初めて参加させてもらうことにした。先生といっても、その時にラトビアに留学している学生などにお願いするので、たいてい若い人で、しばしば代わる。場所は、今学期はラトビア大学の人文学部。久しぶりに行ってみたら、ペンキを塗り替えたりして、大分模様替えされていた。そういえば、学部名も「人文・芸術学部」に変更になっていたのだった。バルト語学科があり、今主任教官を務めているのは若手のリトワニア人言語学者のE.トルンパ氏である。偶然トルンパ氏に久しぶりに会ったので、「リトワニア語の勉強会に行くんですよ」といったら、「ああ、そこの教室だよ、でも、初心者向け講座だから君には簡単すぎるんじゃないの?」いや、リーブ語と同様、知識が錆びついてしまっているので、初級レベルからやり直したほうがいいと思ったのだ。
 K.K.氏が「週1回になるけど、何曜日がいい?」ときいてきたので、私が「月曜日(リーブ語講座がある)以外なら何曜日でもいいけど、水曜日だったらいいかも」という趣旨のことを、すごく遠慮していったつもりだったが、その通り水曜日になってしまった。いいのだろうか。現役の学生(専門は様々)、編集者、翻訳会社をやっているロシア人、フォークロア研究者など多種多様な人々が集まった。
 先生は若い女性が二人。もちろんいずれもリトワニア人で、ラトビアに留学している。一人は結構ラトビア語が話せるが、もう一人はかなり苦労していた。生徒のレベルにばらつきがあり、まったくの初学者と、ある程度勉強してきた人とがいるので、次回から2クラスに分けることにし、みんな自己紹介などをして初回の授業は終わった。