ラトビア便り

ラトビア在住の日本人男性が、この国の文化を紹介。音楽情報などを通じてその魅力を探っていきます。

2010年6月16日

シベリア流刑

 6月14日は、シベリア流刑関連の行事が行われた日である。1941年のこの日、1万5千人もの人々がラトビアから突然連れ去られ、5千人以上が亡くなったといわれている。なお、6月17日はソ連占領の日で、前年、つまり1940年の出来事である。
 この日の晩、最近制作されたばかりのドキュメンタリー映画をテレビでやっていたので見てみた。流刑された経験を持つ人々、宣教師などさまざまな人々からなるグループが、シベリアを訪れ、エニセイ河沿岸のいくつかの村で、ラトビアの人々が流刑されたことを記した銘板を設置した模様を撮影したものである。
 映画自体はその旅の出発から帰還までを淡々と写していたのだが、音楽がその主題によく合っていて非常に強烈であった。最初の方ですぐにこれはバスクスではないかと思ったが、果たしてそのとおりであった。この旅にもバスクスが参加していて、時々ちらりと映っていた。作品名は出ていなかったが、おそらく「ムジカ・ドロローザ」ではないかと思う。

1 Comments:

Anonymous 唐辛子シンコ。 said...

そっかーラトビヤぢんも西伯利に持ってかれたんだったですね。未歸還率が異常に高いですね。日夲人の抑留者は六拾萬人で現地で亡くなったのは一割の六萬人と云はれてます。

2017年10月19日木曜日 11:58:00 GMT+3  

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