連休
ラトビアでは5月1日と4日が祝日なので、日本と同様長期休暇を取って旅行などに行く人が多い。
5月3日(は平日である)、懇意にしているラトビア大学の教授が、ユニークな辞書を出版し、その記念パーティーが開かれた。この先生はフォークロア(民謡や民話などの、民間伝承)研究者だが、文学などそのフィールドは幅広い。人文学部長で、科学アカデミー会員でもある。だからパーティーも盛りだくさんの内容で、民謡アンサンブルなどさまざまな人が出演したようである。私は用事があったので残念ながら遅れてしまったが、まだ多くの人が残っていた。 知り合いも大勢いいたが、中には[ラジオ聴きましたよ]と言ってくれる人もいて、照れくさかった。テレビが取材していたが、私までインタビューを受けてしまった。ニュースなどではなく、特集番組を作るのだという。テレビに出るのは久しぶりである。
そろそろお開きという頃、教授が中心になって、中心部の「自由の記念像に献花しましょう」ということになった。教授はたくさんの花束をもらったので、その一部をみんなで手分けして持っていって献花した。その時教授が「以前にもこういうことがありましたね」といったので私はちょっと驚いた。たしかに、随分前にもこの先生の本の出版記念パーティーがあって、その後、皆で献花をし、私もついて行ったのである。
翌4日は1990年、ソ連からの独立回復宣言が行われたのを記念する日であった。例年、この記念碑前では国の行事が行なわれ、大統領らが献花を行う。だから我々は1日早く献花したわけである。

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