ラトビア便り

ラトビア在住の日本人男性が、この国の文化を紹介。音楽情報などを通じてその魅力を探っていきます。

2007年6月13日

アウリ

 民族音楽を演奏するグループは数あれど、最近急速に人気と実力をつけてきたグループに、アウリ(Auli,文字化け防止のため、綴りを少し変えている)というのがある。使う楽器は、バグパイプと太鼓、そして人間の声だけで、曲によってはギーガ(直方体に組んだ木の箱に張られた二本の弦を、弓でこすって弾く民族楽器)、口琴なども使われることがあるが、いたってシンプルである。もっともライブではアンプを使っているし、ドラムセットも用いる。
 メンバーは10人ほどで、女性一人(エストニア人で、ラトビア語に堪能)を除けばむくつけき男ばかりである。一人オジサンがいるほかは、みんな若い。
 先月24日に引き続き、6月13日にもコンサートがあった。今回は新しいCDのプレゼンテーションである(展示だけでなく、売っていた)。会場は異なるが、どちらも使われなくなった工場などを利用して、ライブハウスのようにしている。前回のところは有名な場所だったが、企画した友人に「初めて来たから道に迷った」と言ったら、びっくりされた。「お前が知らないなんて!」私は、どうもお祭り男と思われているようである。
 アウリのスタイルは、ここの人々が好むオーセンティックというのか、厳密な時代考証かどうかは別として、いかにも古風な味を出しているといった感じで、衣装も茶色の1枚布から作ったもので統一されている。音楽のことはどう書いたらいいのだろうか、インターネットでサンプルを聞けるところがあったら、リンクをはることにしよう。
 眠くなってきたのでまた後日。どうもすみません。