ラトビア便り

ラトビア在住の日本人男性が、この国の文化を紹介。音楽情報などを通じてその魅力を探っていきます。

2009年3月30日

演奏会告知 4月13日(月)19:00、紀尾井ホールで北條陽子さん、ペレーツィス作品を演奏

 半年ほど前に書いておいたが、いよいよ来月13日、北條さんがペレーツィスの作品を東京で演奏する。岩村力(指揮)さんと 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団との共演で、プログラムは以前ここで紹介したことのある,[ピアノと室内管弦楽の為のコンチェルティーノ・ビアンコ」ハ長調(白鍵協奏曲)と、シューマンのピアノ協奏曲である。[ビアンコ]は日本初演である。
 案内はこちら。
https://www.classic-concert.jp/concert/condetail.asp?code=1000002126
 この演奏会は、北條さんが企画したもので、現在活躍中の若手バイオリニスト小林倫子さんが共演者として参加する。小林さんはモーツァルトのバイオリン協奏曲第3番を演奏する。
 とても楽しみだ。しかし、私は残念ながらラトビアにいて聴くことができないので、皆さん是非足を運んで、ご感想をお聞かせください。

1 Comments:

Anonymous ぴらーしゅ said...

こんにちは。
ペレーツィス、聴きに行きたかったのですが、都合がつかず、残念ながら聞き逃しました…。(新潟に住んでいるので。)

ペレーツィスにも北條さんにもとても興味があったのですが、またこのような企画が生まれることを祈るしかないですね。

ただ、コンチェルト・ビアンコと「それでもなお…」は音盤で持っているので、時々聴いて楽しんでいます。
ペレーツィスは「ラトヴィアのマイケル・ナイマン」とどこかのサイトで評されているように、美しさとあたたかさと輝きが絶妙のバランスで入り混じっている音楽ですよね。
ラトヴィアの作曲家の多くは、曲の構造や理論に固執することなく、自分が求める響きに対して明確なビジョンをもっており、新しさよりも自分の表現したいことを大事にしているという印象を受けます。
そこが私がラトヴィアの作曲家や演奏家を愛する理由でもあります。

先日、cellistのMarta Sudrabaがアンサンブル金沢にオケメンバーとして参加している演奏会を聴きに行ってきました。
Kremerata Balticaとアンサンブル金沢の交流プログラムのという位置づけのようで、
Marta Sudraba(Vc),Daniil Grishin(Va),Danielis Rubinas(Cb)の三人が本人達の希望でオケ演奏に参加したそうです。
Kremerata Balticaではほとんど演奏しない管楽器付きのオケに興味があったのでしょうし、アンサンブル金沢という日本の気鋭の小編成オケに参加することにも興味があったのだと思います。
モーツァルトのジュピターをメインにした、モーツァルトプログラムでしたが(指揮:井上 道義)、Sudrabaなど三人が加わったおかげで、非常にエネルギーの高い、ドラマチックなモーツァルトが聴けました。

終演後にSudrabaと少し話す機会があったのですが、「「Ingusman&Joo」というコメディアンと音楽劇の共演をしており、その関係で今年の11月くらいにKremerata Balticaとして日本にまた来ますよ」と教えてもらいました。とても楽しみです。

PS.
ペレーツィスの新録音(CD)、シューベルトの弦楽五重奏の弦楽オケ版(DVD)、ミカラ・ペトリバースデーコンサート(CD)が5月下旬に立て続けに日本で発売される予定です。
こちらもすごく楽しみです。

2009年5月2日土曜日 11:56:00 GMT+3  

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