ラトビア便り

ラトビア在住の日本人男性が、この国の文化を紹介。音楽情報などを通じてその魅力を探っていきます。

2009年3月31日

リーブ語教室ふたたび

 先週はけっこう冷え込んで、雪も積もったが、週が明けて今度は雨がちの天気である。と書いたのはもう1週間近く前で、今(4月5日)はさらに暖かくなり、週末には川沿いを散歩する人も増えた。川に張っていた氷もほとんど解けてしまったが、それでもこりずに氷に穴を開けて釣りをしているおじさんがいる。氷が割れて落ちてしまい、死んでしまう人や救助される人があとを絶たないのである。もう一つのこの時期のラトビアの名物(?)は、ここの人々は枯れ草を燃やすのが好きなのだが、それが住宅などに燃え移ったり、山家事を引き起こしてしまったりするのである。アイルランドなどにいる移民労働者もやってしまうらしい。
さて、再びリーブ語の授業に顔を出すようになった。先生に連絡を取ったら、会場は変わったが続いているという。まずはひと安心。
(続きは改めて書きます)
 書きかけのまま2週間が経過してしまった。リーブ語教室の会場は、その先生の普段の職場になっていた。社会統合省が廃止になったからである。給料は以前通りに受け取っているということで、これもひとまず安心した。ともかく、生徒である我々を含め、努力していきたいものである。
ところで、3月末のことだが、リエパーヤ在住のリーブ人が亡くなった。リーブ語の数少ない母語話者のひとりで、残念なことである。ご冥福をお祈りしたい。

10 Comments:

Anonymous 根本 巌 said...

はじめまして日本在住の根本巌(ねもと・いわお)と申します。6月1日付け朝日新聞夕刊の「生きている遺産-言葉よ,よみがえれ」という記事に,「リボニア(リーブ)語」が紹介されていました。私は公立中学校で社会科教師をしています。授業の始めと終わりは毎月代わりで「外国語の挨拶」をしているのですが,6月は「リボニア(リーブ)語」にしてみたいと思います。インターネット検索を続けているうちに,このブログにたどり着くことが出来ました。よろしければ,簡単な挨拶。特に「こんにちは」「さようなら」を教えていただけないでしょうか。

2009年6月1日月曜日 18:30:00 GMT+3  
Blogger Gr said...

根本様
はじめまして。コメントをありがとうございます。
リーブ語の挨拶言葉ですが、ふつうのパソコン環境では文字化けしてしまう恐れがあるので、
雑誌の記事を紹介したいと思います。
月刊[言語](大修館書店)
「リーブ語を話す人々」(2005年11月号)
短い記事ですが、リーブ語のあいさつ例文も載っていますし、リーブ人についておおまかなことを知ることができます。
リーブ人やリーブ語に関しては、国内でも国外でも結構いい加減なものがあって辟易してしまうのですが、この記事は正確だと思います。
図書館などにバックナンバーがあると思いますのでぜひご覧ください。

2009年6月1日月曜日 20:04:00 GMT+3  
Anonymous 根本 巌 said...

Gr様,さっそくのお返事ありがとうございます。当該雑誌はさっそく図書館等で探してみることにします。しかしながら挨拶につきましては,とりあえず「カタカナ表記」でよいので教えていただきたいので,よろしくお願いします。

2009年6月2日火曜日 0:40:00 GMT+3  
Anonymous 根本 巌 said...

Gr様へ,根本です。多忙につき図書館へは行けそうもないので,今夜,大修館のHPで『言語2005年11月号』を購入しました。今日の授業で子どもたちに話をしたら,興味津々という面持ちでした。雑誌の到着は,早くて明後日でしょう。できれば早く教えてあげたいので,「こんにちは」「さようなら」のカタカナ表記(もちろん,現地語を日本語読みしきれないのは承知の上ですが)を教えていただけると,その日の授業の役に立ちます。お忙しいところ,申し訳ありませんが,よろしくお願いします。

2009年6月2日火曜日 18:18:00 GMT+3  
Blogger Gr said...

根本様
たしかにそうですね。どういうわけか、カタカナで書くということが全く念頭にありませんでした。申し訳ありません。
とりあえず2つだけ書いておきましょうか。

[こんにちは](1日中いつでも使える)
テーリンチ!

[さようなら]ネーミズ、ペール!

2009年6月2日火曜日 21:49:00 GMT+3  
Anonymous 根本 巌 said...

Gr様へ,根本です。「こんにちは」「さようなら」わかりました。さっそく今日の授業に使わせていただきます。ありがとうございます。ちなみに,朝日新聞夕刊には昨日6月2日もリボニア語の記事が載りました。「リボニア協会」やベンツピルス大学の市民講座などが紹介されていました。

2009年6月3日水曜日 0:51:00 GMT+3  
Anonymous 根本 巌 said...

Gr様へ,根本です。昨日の授業から挨拶にリボニア語を取り入れています。子どもたちも歓迎しています。「この2語だけでも知っている日本人はほとんどいない」と<エリート効果>を少しあおったせいかもしれません。『言語2005年11月号』は今日届きました。菅野氏の記事は簡潔でわかりやすかったですし,新たな基本生活語もいくつか掲載されていました。コピーして教室に掲示して使用と思います。今回は見ず知らずの私にいろいろとご教示いただきありがとうございました。

2009年6月4日木曜日 16:49:00 GMT+3  
Blogger Gr said...

根本様
お役に立てたようで何よりです。
ところで、同じ著者によるラトビア語についてのエッセイもあるのですよ。
雑誌も同じ月刊『言語』の
2003年11月号に、「(リレー連載)ことばというパスポート《35》ラトビア語」
という記事があります。
2003年7月号にもラトビア語に関する記事がありますが、ちょっと専門的です。
もっと早くお知らせすればよかったですね。
気が利かなくて申し訳ありません。

2009年6月4日木曜日 18:00:00 GMT+3  
Anonymous 森繁ヒサヤ大黒堂 said...

地球の一隅に棲んでをる者であります。ガンさんとグルさんの交換日記を読んでて、小生も質問を。人生の折り返しポヰントを通過したころから友を見送ることが頻繁に発生、そこで、納棺の際、リイブ語で「替はれるものなら代はってやりたい」とサメザメ声をかけて「おくりびと」を全うしたい。日本語だと白々しく聞こへるでしょ? なを、言語学徒なれば、やはりカタカナ表記は御嫌でせうから、発音記号で願ひます。これは「文字」でないから、「文字化け」しないのでは?

2009年6月7日日曜日 0:52:00 GMT+3  
Anonymous 中岡 香菜 said...

初めまして。

リボニア語

「ありがとう」「ごめんなさい」

この2つの言葉を片仮名で教えて
いただけないでしょうか?

2009年6月18日木曜日 15:10:00 GMT+3  

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