シベリア流刑
6月14日は、シベリア流刑関連の行事が行われた日である。1941年のこの日、1万5千人もの人々がラトビアから突然連れ去られ、5千人以上が亡くなったといわれている。なお、6月17日はソ連占領の日で、前年、つまり1940年の出来事である。
この日の晩、最近制作されたばかりのドキュメンタリー映画をテレビでやっていたので見てみた。流刑された経験を持つ人々、宣教師などさまざまな人々からなるグループが、シベリアを訪れ、エニセイ河沿岸のいくつかの村で、ラトビアの人々が流刑されたことを記した銘板を設置した模様を撮影したものである。
映画自体はその旅の出発から帰還までを淡々と写していたのだが、音楽がその主題によく合っていて非常に強烈であった。最初の方ですぐにこれはバスクスではないかと思ったが、果たしてそのとおりであった。この旅にもバスクスが参加していて、時々ちらりと映っていた。作品名は出ていなかったが、おそらく「ムジカ・ドロローザ」ではないかと思う。