ラトビア便り

ラトビア在住の日本人男性が、この国の文化を紹介。音楽情報などを通じてその魅力を探っていきます。

2009年3月31日

リーブ語教室ふたたび

 先週はけっこう冷え込んで、雪も積もったが、週が明けて今度は雨がちの天気である。と書いたのはもう1週間近く前で、今(4月5日)はさらに暖かくなり、週末には川沿いを散歩する人も増えた。川に張っていた氷もほとんど解けてしまったが、それでもこりずに氷に穴を開けて釣りをしているおじさんがいる。氷が割れて落ちてしまい、死んでしまう人や救助される人があとを絶たないのである。もう一つのこの時期のラトビアの名物(?)は、ここの人々は枯れ草を燃やすのが好きなのだが、それが住宅などに燃え移ったり、山家事を引き起こしてしまったりするのである。アイルランドなどにいる移民労働者もやってしまうらしい。
さて、再びリーブ語の授業に顔を出すようになった。先生に連絡を取ったら、会場は変わったが続いているという。まずはひと安心。
(続きは改めて書きます)
 書きかけのまま2週間が経過してしまった。リーブ語教室の会場は、その先生の普段の職場になっていた。社会統合省が廃止になったからである。給料は以前通りに受け取っているということで、これもひとまず安心した。ともかく、生徒である我々を含め、努力していきたいものである。
ところで、3月末のことだが、リエパーヤ在住のリーブ人が亡くなった。リーブ語の数少ない母語話者のひとりで、残念なことである。ご冥福をお祈りしたい。

2009年3月30日

演奏会告知 4月13日(月)19:00、紀尾井ホールで北條陽子さん、ペレーツィス作品を演奏

 半年ほど前に書いておいたが、いよいよ来月13日、北條さんがペレーツィスの作品を東京で演奏する。岩村力(指揮)さんと 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団との共演で、プログラムは以前ここで紹介したことのある,[ピアノと室内管弦楽の為のコンチェルティーノ・ビアンコ」ハ長調(白鍵協奏曲)と、シューマンのピアノ協奏曲である。[ビアンコ]は日本初演である。
 案内はこちら。
https://www.classic-concert.jp/concert/condetail.asp?code=1000002126
 この演奏会は、北條さんが企画したもので、現在活躍中の若手バイオリニスト小林倫子さんが共演者として参加する。小林さんはモーツァルトのバイオリン協奏曲第3番を演奏する。
 とても楽しみだ。しかし、私は残念ながらラトビアにいて聴くことができないので、皆さん是非足を運んで、ご感想をお聞かせください。

2009年3月9日

書籍見本市

 隠すつもりはなかったのだが、12月中旬から2月中旬まで、日本に滞在していた。ラトビアに戻ってからも、何かと慌ただしく、元の生活に戻りたいのだがそれも叶わない。気温はだいぶ上がってきたが、月曜はまとまった雪が降り、一面銀世界である。
 こちらの新聞記事で、出版業が3割の落ち込みだという残念なニュースを読んだ。たしかに、旧市街でも書店が何件か閉店したり、統合されたりしている。私は今のところ本を買うお金ぐらいはあるので、いろいろと買っているが、出版不況を救うところまではいかない。日本でも同じことである。
2月28日、恒例の書籍見本市があったので行ってみた。昨年のようなロシアからの大々的な出展もなく、国内の良い(と私が思っている)出版社もいくつかはなかったのでがっかりしてしまった。
 不況とは関係ないが、この時期になるとカレンダーが安くなるので、見てみると、プルビーティスというラトビアの著名な画家の作品をカレンダーにしたものがあって、購入した。今回、うきうきするような買い物はこの他にあまりなかった。